<誕生日> 四月二十日を主張 血液型不肖
(「透の誕生日が四月二十七日であろ?
 ならばわらわは、透より一週間おねえさんなのじゃ」)

本編のヒロインの一人。あかしゃぐま、という妖怪。ツンデレでプライドが高い。
あかしゃぐまは、愛媛、徳島などに生息する“ 幸いを呼ぶ”妖怪で本来、茂伸にはいないはずだが
「透が産まれたときに、呼ばれたので」沢井家を目指すことになった。その際、生まれたばかりのすみの道中を気遣い、一緒に茂伸まで来てくれたのが伝承が残るほどの妖怪である
「大傘妖飛車角(だいさんようひしゃかく)」ですみを届けたあとも、保護者のように常にすみを見守っている。
“ 透を見守るために沢井家にいる”のがすみの存在理由であることに加え、“ 自分が透を教育し、育み、透は すみの理想どおりに育ってくれた” という
愛着・欲目もあるので、当然、物凄く深く強く透のことを愛している。隣家にありすが生誕して以降は、「人はやはり、人と結ばれるのが幸せかもしれない」
と思い、透への接し方を、いわゆる「ツン」に切り替えることにした。内心、自分が妖力、体力に著しく劣り、また 命ある限り童形でありつづけ、肉体的に成長できないことに 激しいコンプレックスを抱えている。
「家守妖怪だから」という理由で、家に引きこもりがちなのは、その影響。強気なツン言動の裏には、コンプレックスを隠したいという気持ちもある。
本質的には 内弁慶で か弱く怖がり。その裏返しか大きく強いものの象徴としてクジラを非常に好んでいる。「空気を読む力」「洞察力」に優れるが故、「気をつかいすぎての泥沼」にわれ知らずハマる傾向にある。運動能力は
皆無で、肉体的には同程度の大きさの人間となんら変わりない。ザシキワラシに強い敵愾心をもっており その話題になると声を荒げる。

透との結婚、えみの出産を経ても、外見的には一切の変化はない。
性格面には「母の強さ」ともいうべき図太さが加わり、
透への愛情や、家事にかかわるときの細やかさは、従来以上のものへと成長している。

もっかの悩みは「えみが目を離すとどこかへいってしまうこと」で、
それについては、透はもちろん、飛車角やとおこ、果てはちま、めっかいに至るまでの面々に、
「不至の外でえみを見かけたら捕まえて家に送り返してくれ」と頼んでいるにもかかわらず、
まったく成果があがらず、さりとて不至の中でえみの姿を探してもいっこうに見つけることができない
・・・という状況に、ほとほと手を焼いている。

しかし、すみはえみを深く愛し、信じてもいるため「ひみちゅ!」なことを無理やりに聞き出そう
とはせず。また「やくちょく、まもってゆ」と言われれば、それを決して疑うことはしない。
(ただし、約束を破った、とえみが白状したときには、容赦ないオシリペンペンで罰を与える)

また、七年間の間に、透が身につけきれなかった”地史” “日本神話”“民俗学”系の知識を
こつこつと勉強しており、その成果は、透の知識と噛みあうことで大きく発揮される。